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2019年6月15日発行 第207号

東濃相続サポートセンター 公開しました!

燕雀(えんじゃく)と鴻鵠(こうこく)

  高校生の頃、漢文は決して得意な科目ではありませんでした。大学受験のために仕方なく読んでいましたが、気がつくといくつかの言葉が心に残っていました。そのひとつが「燕雀(えんじゃく)いずくんぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」(史記)です。これは、燕や雀のような小さな鳥には、オオトリやコウノトリのような大きな鳥の志すところは理解できない。つまり、小人物には、大人物の考えや志がわからないということを意味しています。
  なぜこの言葉を好きになったのか?これには二つの理由があったようです。若き日、傲慢であった私は、他人と議論していて意見の合わない相手に対し、心の中でこの言葉を唱えて、ストレス解消の道具として使っていました。これが第一の理由です。
  第二の理由は、現実には燕雀である自分に満足できず、鴻鵠になりたいと思い続けていることです。自分は毎日つまらないことばかり考えているけど、大人物はどんなことを考えているのだろうか?自分には想像もつかないような視点で世界を見ていることだろうが、それはどんな世界だろうか?好奇心のすこぶる強い私は、ただ世界の真実や真理を知りたくて、自分も鴻鵠にならなきゃいけないと思ってきたわけです。
  私は富士山に登ったことはありません。車で裾野をあちこち回ったことはあるので、道路や名所を思い出すことはできますが、富士山からの眺めというものは心に残っていません。しかし、3合目まで登っていけば、見える世界が違ってくることでしょう。さらに登っていけば、また見える世界が違ってくることでしょう。そして、どうせなら頂上から見える世界を見てみたいと思っています。鴻鵠になりたいとは、このようにできるだけ高いところに立ってみたい、そこから見たことのない世界を見てみたいということなのです。
  それでは、どうしたら燕雀から鴻鵠になれるのでしょうか?また、そもそも鴻鵠たる大人物とはどんな人でしょうか?私の文章を読んで、こうした疑問を持たれたならば、あなたは鴻鵠になる才能をお持ちだと思います。一歩一歩自分のステージを高めることで、見たことのない興味深い世界を知るチャンスが巡ってくると思います。 

CPS総合法務事務所
所長 加藤健治



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ビジネス法務25「賃貸借契約 

  今回からしばらく、賃貸借契約についてお話しします。
  A社がBさんに貸していたマンションの部屋に、Bさんが使っていた扇風機や電子レンジなどの家電製品が残されていました。どうしたらよいでしょうか。
  マンションを貸す場合のように、賃料を取って物を貸す契約のことを、賃貸借契約と言います。
  ちなみに、賃料を取らないでタダで貸す契約のことを使用貸借契約と言い、賃貸借契約よりも借主の地位が弱くなっています。
  さて、賃貸借契約においては、返還の時期を定めた民法597条1項で「借主は、契約に定めた時期に、借用物の返還をしなければならない。」 と借主の返還の義務が定められています。
  では、どのようなことをすれば、「返還」した、といえるのでしょうか?
  条文には書いてありませんが、「返還」とは「契約当時の状態に戻して返還すること」をいうとされています(原状回復義務)。
  したがって、退去する人は、自分が持ち込んだものは片付け入居した当時の状況に戻して退去しなくてはなりません。
  今回のBさんは家電製品を残して退去しており、原状回復義務を果たしていません。
  したがって、A社はBさんに原状回復義務を果たすよう、家電製品の撤去を請求することになります。
  実務では、賃貸人に知らせずに突然賃借人が行方不明になるケースがあります。
  いわゆる夜逃げですね。こういう場合、元の賃借人に原状回復義務を果たして物を撤去するよう連絡しようにもできませんので、賃貸人は一定期間残された物を保管しておき、それでも賃借人の行方が知れない場合には処分してしまうしかないのが現実です。

國光・小川法律事務所 弁護士 國光健宏

 

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空き地バンク

  数年前から問題になっている所有者不在の空き家問題は、各市町村で空き家バンクとしてようやく機能し始めているようです。
  空き家問題と同じように、空き地問題も結構深刻になっています。
  先日相談のあったお客様は、お隣の土地が空き地になっていて雑草が生い茂り、勝手に伐採していいのか困っているとのことでした。
  私たちの職業では土地の境界を探すためにお隣の所有者が不明の場合、職権で戸籍や住民票の住所を調査することができます。
  しかし伐採の許可のために調査することはできません。
  そこで市役所に連絡して相談したところ、市役所から「お隣の所有者が困っています、伐採して下さい。」と手紙を郵送してくれるそうです。
  返事が返ってくればいいのですが、、、いずれにしてもこの空き家、空き地バンクをどんどん活用して街の活性化に繋げたいと思います。

土地家屋調査士 奥村忠士

 

■第118回 多治見元気大学■
『国家と教養』
<日時> 2019年7月3日(水) 19:30〜21:15 
<会場> まなびパーク 学習室101号室(1階) <受講料> 1,500円
<講師> 株式会社CPS総研 代表取締役 加藤健治


法務局での遺言書の保管

  平成30年7月6日,法務局における遺言書の保管等に関する法律が成立し、令和2年7月10日より施行されます。
  保管される遺言書は自筆証書遺言のみで、秘密証書遺言や公正証書遺言は対象外です。現状の自筆証書遺言と異なるのは、「封のされていない」法務省令で定めたれた様式の遺言という部分です。
  法務局に遺言を保管するメリットは以下が考えられます。
  (1)法務局に保管するため紛失の心配がなく、改竄の恐れがない。
  (2)裁判所での検認手続が不要になる。
  (3)遺言者の死亡後に相続人から遺言書の証明書の交付(閲覧)請求があった場合には、他の相続人全員に遺言が保管されていることの通知がされる。
  法務局に保管された遺言については、遺言者の生存中は遺言者である本人以外の方は、遺言書の閲覧等を行うことはできません。注意点は、内容の有効性、適法性は保証されないという点です。
  自筆証書遺言の場合は、自己の財産に見落としがあったり、何かしらの不備があった場合には遺言者の思ったとおりの相続が行われない可能性があります。
  法務局での保管の場合、その遺言がその時点で間違いなく存在し、形式的に正しいかどうかのチェックは行いますが、遺言書の内容が問題なく有効かどうかまではチェックしてもらえません。
  その点では、公証人が作成する公正証書遺言のほうが良いといえます。公正証書遺言は公証人が遺言者から内容を聞き取りながら作成します。公証役場で保管もされますので、紛失・改竄のリスクはありません。以前に自筆証書遺言と公正証書遺言についてまとめた記事がありますので、よろしければHPに記載されているバックナンバーでご覧下さい。
  遺言を作成したいがどのように作成していいか分からない、どんなことを書けばいいのか分からない等お悩みの方は一度お気軽にご相談下さい。

法務アドバイザー 浅野敬哉

 

多治見市大日町86番地
CPS総合法務事務所
株式会社CPS総研
東濃相続サポートセンター
TEL0572-25-4102
FAX0572-25-4192
HP http://cpsken.jp


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