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2019年9月15日発行 第209号

東濃相続サポートセンター 公開しました!

日本資本主義の父 渋沢栄一

  毎年8月下旬、長野県の木曽駒高原で開催されている勉強会に今年も参加させていただきました。私の今年のテーマは、「2024年からの新一万円札に渋沢栄一の肖像が採用されることの意義」で、渋沢栄一の人物像と私見を発表しました。
  渋沢栄一は、明治維新直前に江戸幕府から幕臣としてフランスに派遣され、約1年間ヨーロッパ各国にも足を伸ばして、先進的な産業、軍備、社会システムを学んできました。当時、列強支配から独立を守るためには強兵が急務だったのですが、その強兵の基盤となるものは富国でした。その富国(経済力向上)のためには、欧米同様に資本主義制度が有益であるとして、日本初の株式会社を静岡で設立し、以後500社以上の会社の設立に関与しました。
  こうして、明治、大正の時代に、政治家や官僚の立場ではなく、民間の実業家として日本の商工業を振興させ、産業社会システムの確立と日本の経済力向上に多大なる貢献をしたとして、渋沢栄一は「日本資本主義の父」と呼ばれるようになりました。
  また、驚くべきことに資本主義の欠点も見抜いていて、「論語と算盤(そろばん)」による道義にかなった経営を行うことを主張、実践しました。「論語」とは道徳、「算盤」とは利益という意味だと思いますが、会社経営は社会性や公益性を重視したうえで、利益も追求すべきものであるという考え方のことです。
  ですから、渋沢イズムの日本資本主義には「会社はみんなのもの」という思想が流れているわけですが、昨今のグローバリズムの号令のもと「会社は株主のもの」とする思想が強まって、様々な矛盾が増大しています。アメリカの経営者もやっと反省を始めたようですが。
  渋沢栄一は私の最も尊敬する人物のうちの一人です。11月からの多治見元気大学では、渋沢栄一を取り上げますが、まずは「論語と算盤」「渋沢栄一自伝」の2冊をお勧めします。また、先日うれしいニュースが入ってきました。2021年のNHK大河ドラマは、渋沢栄一の生涯を描く「青天を衝け」に決まりました。資本主義に代わるパラダイムが見つからないなか、日本が渋沢イズムを世界に訴えるときが来ていると思っています。

CPS総合法務事務所
所長 加藤健治



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<会場> 多治見市大日町86番地  CPS法務総合事務所 応接室
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中小企業の事業承継4つのポイント〜その4の1〜

  今回は,事業承継4つのポイントのうち「どのように」について考えます。
  誰にいつ,事業を承継するかが決まったら,次に重要なポイントは「どのように」承継するか,つまり具体的な事業承継の進め方です。
  事業承継2つめのポイントで,承継する「事業」とは何か,以下の3つに分解して考えると分かりやすいとお伝えしました。
  1 経営の承継(人の承継+知的資産の承継≒技術など目に見えない資産)
  2 経営権の承継(株式の承継)
  3 事業用(個人)資産の承継(株式の承継以外で,法律的に移転したことが分かる資産)
  今回は,1の経営の承継の具体的な方法についてお伝えします。親族内承継と親族外承継のうち,従業員が承継する場合には,以下の3つを順番に進めていくことが大切です。
  関係者の理解 後継者候補がいる場合には,本人の了解を得て,親族,役員,従業員,取引先,金融機関に事前説明をしておきましょう。
  後継者教育 後継者になる方に,経営に必要な能力・知識を習得するために社内での各分野のローテーション・責任ある地位を任せていく他,社外での後継者研修への参加などをしてもらいましょう。経営資源の棚卸し 会社の強みと弱みを現経営者と後継者が一緒に考えることが大切です。経営理念・ノウハウ・顧客とのネットワークなどの知的資産を引き継いでいきましょう。中小機構が提供している「事業価値を高める経営レポート」を使って自社の歴史や知的資産,将来に向けた事業のあり方をまとめると引き継ぎやすいと思います。
  次回は,2の経営権の承継について,具体的にお伝えしたいと思います。

多治見ききょう法律事務所 弁護士 木下貴子(岐阜県弁護士会)

 

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本の紹介

  久しぶりに本の紹介をさせて頂きます。
  5年くらい前に、京セラの稲盛和夫さんの著書で「燃える闘魂」を紹介させて頂きましたが、今回も稲盛和夫さんがテーマの本です。但し今回は稲盛和夫さん自身の著書ではなく、私の好きな作家である北康利さんによる稲盛和夫さんの創業60年に渡るエピソードを綴った「思いに邪なし」という自伝作品です。
  著者である北康利さんはこれまでに政治家、経済人、文化人に至るまで数々の自伝作品を手掛けられ、主人公の生き様を見事に描いています。この「思いに邪なし」というタイトルは稲盛和夫さんの出身地である薩摩藩(鹿児島県)の藩主 島津斉彬公の好きな言葉で、中国の詩経に出てくるものですが、稲盛和夫さんの利他の心を表すぴったりなタイトルです。
  世の中に沢山の自伝作品がありますが、本人が自身のことを書いた作品は、いまいち迫力に欠けます。偉大な人に限って謙虚ですから自身の功績や武勇伝を控えめに書かれるからでしょうか。
  私もいつの日か、北康利さんのように他人の素晴らしさを表現できる人に成長したいです。その前に、「思いは邪だらけ」の生き方を何とかしないといけませんね。

土地家屋調査士 奥村忠士

 

■第120回 多治見元気大学■
『渋沢栄一から学ぶ その1』
<日時> 2019年11月6日(水) 19:30〜21:15 
<会場> まなびパーク 学習室101号室(1階) <受講料> 1,500円
<講師> 株式会社CPS総研 代表取締役 加藤健治


女性が働き続けられる会社かどうかはどう判断する?

  私は、多治見市の女性活躍会議のメンバーだったご縁で多治見市の男女共同参画推進審議会の審議会委員となり、現在は副会長を務めております。昨日、今期の審議会日程のすべてを終えて、審議会メンバーとざっくばらんに話をする機会がありました。
  「男子学生はやりたいこと・行きたい会社を考えて就職活動を行うのに、女子学生は産休育休をはじめ働き続けられる制度があるかどうかを考えて就職活動を行わなければならない。それはなぜ?と女子学生に聞かれたときの返答に困る」という話が出ました。
  過去、県の女性活躍事業で女子学生と同じような話題になったときに伝えたことをお話しました。それは次のようなことです。
  重要なのは、制度があるかどうかではない。あなたが妊娠・出産・子育て・介護など何かしらこれまでの働き方が困難になるタイミングまでに、会社に貯金を作りなさい。あなたが会社にとって必要な人材であれば、会社はあなたに何かが起こったタイミングであなたが働き続けられるように考えてくれるから。都会の大企業ならいざ知らず、今ここで就職活動をする中で「制度がありますか」などと聞くのではなく、まずは会社に貯金を作ること。そして、仕事は制度や福利厚生よりも、やりたいことで選びなさい。人生の大きな部分を占めるのだから、その方が楽しいし、あなただって頑張れるはず。
  ちなみに私は、採用面接の中で、「御社の産休育休制度は?」などと聞く学生がいることに驚きました。(私なら「1円も会社に貢献していない中でまず権利主張するような印象を持たれてしまうのでは」と考えてしまいますもの。)しかし、私が採用面接で制度について質問する学生がいることに驚いたという事実に驚いている方(彼女にとっては当然の質問だったのでしょう)もいらっしゃったので、人それぞれですね。

エール行政書士事務所 行政書士 鈴木亜紀子

 

多治見市大日町86番地
CPS総合法務事務所
株式会社CPS総研
東濃相続サポートセンター
TEL0572-25-4102
FAX0572-25-4192
HP http://cpsken.jp


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