2021年12月15日発行 第233号

教育はおもしろい

 コロナの感染状況が落ち着いてきたので、今月から多治見元気大学を再開しました。多治見元気大学とは、2010年に有志とともに設立した私塾で、毎月1回ヤマカまなびパークで開催しています。その理念は、「迷い道から直線道路へ!」「多治見から世界を動かす人間を作る!」であり、大学生から還暦を過ぎた人までが一緒に学んでいます。
 振り返るに、私自身も人生の迷い道に何度も入り込み、奮闘努力してきました。その時々、何人かの先生や先輩に助けられて直線道路に出ることができ、目標に向かって気持ちよく走ることができるようになりました。これらのご恩に感謝して、多治見の若者に恩送りができたらと思っているのです。
 また、多治見元気大学のもう一つの目的は、私にとって講義をすることが楽しくておもしろいということです。私は子どもの頃から、自分が気付いた人生の真理や社会現象の原因などを人に話したくて仕方ない性格なのです。 だから、講義の途中、学生の目がキラッと輝く瞬間が何よりの喜びとなっているのです。
 講義は90分ですが、 講義の準備には少なくとも10時間以上を費やしています。何かの講師を経験された方はご存知だと思いますが、講師をやること自体が、勉強することの大きなモチベーションになるのです。ですから、講師をやることで自分が一番成長できることになると思っています。
 このように、教育というものは実におもしろいことです。 また、多治見元気大学は正規の学校とは異なり、学ぶ意欲のある人だけが参加されますので楽しいのです。反面、つまらない講義をすると、次回から参加者が減ることになりますので、毎回が真剣勝負となっています。
 私が教育者として尊敬しているのは、「修身教授録」で有名な森信三先生です。また、イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんも、素晴らしい教育者だと思っています。
 最後に後藤新平の名言をご紹介します。「金を残して死ぬのは下だ。事業を残して死ぬのは中だ。人を残して死ぬのが上だ。」
CPS総合法務事務所
所長 加藤健治

成果を上げるための「運」の高め方3

 今回も,引き続き,元日本ハムファイターズの監督で,最弱球団から日本一の球団へと返り咲いた際のコーチをしていた白井一幸さんの講演で教えて戴いた「運の高め方」についてお話をしたいと思います。 私も好きな大谷翔平選手のお話をされ,こういうことをしているから,この選手は「運を引き寄せる」と思ったとのこと。この「運」を高める人の行動,考え方について,私が大事だと感じた3つのポイントを順番にお伝えしています。
 その2つ目は「人の悪口を言わない」です。実は,私自身の今年の目標と同じだったので,聞いたときすごく嬉しく思いました!やはり,「人の悪口を言わない」って,なかなかに難しいけれど,運を高めるために大切なのだと思いました。
 大谷選手は,人の悪口を言わない,人をほめる人,だそうです。
 他には,「嘘をつかない」人とのこと。
 会社で他人の悪口を言う人とほめる人がいたら, どちらに運が向くと思いますか?と白井元監督は言っていました。この話を聞いて,うちの事務局と話をしていた際に言ってくれたのが,「今の(うちの)事務所はとても雰囲気がいい」ということ。そして,「どういう時に雰囲気が悪いと感じる?」と尋ねると,「‥愚痴,不平,不満,悪口を言っているのを聞いたとき」という話をしてくれました。
 会社,組織内に不平,不満,悪口を言う人が多いと雰囲気が悪くなる・・・
 そうすると,生産性も当然下がって,会社の状況も悪くなりそうですね。 確かに,今の私の事務所は誰かの悪口を言う人はいなくて,本当にありがたいと改めて思います。悪口などが出ない環境にするために事業主はどうしたらいいのか?は,私にとっては, まだまだ難しいな…と思っているので教えて欲しいところです(笑)。ただ,人を変えるのは難しいけれど,自分を変えることは出来るから,まずは,自分から,悪口を言わない,をしていこう! (これがまた難しいのですけれど!)と改めて思いました。
 次回は,3つ目についてお話をしたいと思います♡1年間,ありがとうございました。


岐阜県多治見市大日町21 大日ビル3号
多治見ききょう法律事務所 弁護士 木下貴子

障害者支援

 半年前に、障害者支援施設を運営している友達の社長さんから、生活介護のお手伝いをしてほしいと頼まれました。 最初は人手不足による臨時のお手伝いかと思い、軽い気持ちで引き受けたのですが、マンツーマンの指導を受けることで、とてもやりがいを感じで、続けさせてもらうことにしました。今は一人で宿直ができるようになりました。(もちろん緊急時には専門のプロがすぐに駆け付ける体制は整えています)
 私が頼まれたのは、障害者の方々が集団で生活している寮みたいなところで、食事などのお手伝いをして、土曜日の夕方から次の日の朝まで寝泊りする宿直のお仕事です。月に2~3回の勤務で、正直なところ、それ程大変な労働ではないと思っていましたが、障害者支援には、休みが無いということです、お盆も、正月もありません。継続することの大変さ、責任感のある人じゃないと勤まらないってことがよくわかりました。
 もう一つ続けていきたい理由は、副業を体験することです。当社は副業を認めているため、複数の職業をこなすとはどんな感じなのか、体験を通して知りたかったことです。
 これからも生活介護の支援を続けて行く上で、学んだことや、感じたことを月刊CPSに掲載していきたいと思います。 
土地家屋調査士 奥村忠士

準備とタイプ

 私は、とある公益社団法人で「内部会計監査人」という役をやっています(「内部監査」は会員、「外部監査」は会計士さんによるものです)。内部監査をするのはもちろん、監査に通るレベルにするために監査の前にチェックをしたり、監査で落ちてしまったところを監査が通るレベルになるまでフォローしたり、東奔西走、勤しんでいます。
 資料のチェックに行くと、「わざわざお時間とっていただき、ありがとうございます」と、ご丁寧に熨斗付のお菓子をご用意いただいていることもあります。お礼のお菓子まで丁寧に用意してくださるタイプの会は、たいてい資料もキレイに整っており、ルール通りの運営ができており、「ここがわらかなかったので教えてください」と解消したい点も明確です。「この場はチェックのための時間」という認識で準備して臨んでくださっているので、短い時間で終わり、今後考えていきたい点の話まででき、お互いに時間を有意義に使えます。
 一方、時間がどれだけあっても足らないのが、「その場でどうにかしようとするタイプ」の会。みんなでパソコンを持ち込んでその場で資料を修正して、書類作成中のパソコン画面を見せてきて「どう書いたらいいですか」と聞いてくる。プリンターもフル稼働。私が帰ろうとしても、「これでどうですか」とまだ話しかけてくる。私が「も~ぅ!帰るよ(笑)!」と言い出すと、「お菓子いかがですか」「日用品はいかがですか」と、その事務所(ちなみに彼らの事務所ではない)にあるお菓子やら備品やらを勝手に差し出し始め(もちろんボケで、本当に受け取ることはないですが)、「それも準備せずその場でどうにかしようとするのか!」と突っ込みたくなる愉快な人たちです。チェックできるレベルになっていないと、後から後から不備が見つかって時間を使っても正しい形にならないので、自分たちで準備をして臨んで、チェックの場はあくまで「チェックの場」としてほしいものです。
エール行政書士事務所 行政書士 鈴木亜紀子

発行者
岐阜県多治見市大日町86番地
CPS総合法務事務所
株式会社CPS総研
東濃相続サポートセンター
TEL 0572-25-4102