2023年3月15日発行 第247号

諮問委員会

 多治見市産業文化センターの4階には、多治見商工会議所の事務局が置かれています。この多治見商工会議所の議員を長らく務めていますが、どういうわけか、今年度より諮問委員長に選任されました。今日は、この仕事につきご紹介致します。
 商工会議所法第6条には「商工会議所は、その地区内における商工業の総合的な改善発達を図り、兼ねて社会一般の福祉の増進に資することを目的とする。」と定められています。また、第9条には「商工会議所としての意見を公表し、これを国会、行政庁等に具申し、または建議すること。」が、その事業内容のひとつと して定められていいます。
 要するに、商工会議所には、国会や行政庁等に商工業の総合的な改善発達のための意見を述べる権限が法的に認められていて、国会や行政庁等はこの意見を無視できないということになっているわけです。
この権限を活用しないのはもったいないことですが、そもそも国会や行政庁等への意見など、そんなに出てくるものではありません。 しかし、多治見の経営者の方々が、普段から思っていることや、喫茶店や居酒屋で愚痴っている意見はあるわけで、これを拾い上げていく必要があります。
 これに対応するために、今年度から諮問委員会が設立されました。 諮問委員会は、国会や行政庁等に意見を述べる前にその内容を検討する機関であり、経営者の方々から意見が上ってこないと仕事が成り立ちません。 よって、 本来の職務とは異なる感もありますが、 諮問委員会が、 商工会議所の各委員会を通じて、 多くの経営者から商工業の改善発達のための意見を積極的に拾い上げる活動を開始しました 。
 諮問委員会としては、多治見の経営者の方々が昔の旦那衆(有力者)のように連帯して、商工業の改善発達を真剣に考え、議論する 気運が高まる ことを期待しています。そして、多治見の経営者の方々の真の連帯と郷土愛の共有が実現されたなら、「民間主導による成長戦略」という多治見商工会議所の目標も現実のものになっていくことでしょう。
CPS総合法務事務所
所長 加藤健治

脳を縮める行動,脳を成長させる行動(その5)

 今回も引き続き「とうしん青経読書会」で読んだ本の中から,脳を縮ませ,機能を低下させてしまう行動と,反対に脳(海馬,前頭葉)を成長させ,記憶力などの機能を高める行動について,全体として私が感じたことをまとめとして,お伝えしたいと思います。
 「スマホ脳」の書籍の中で,米国小児科学会が「衝動をコントロールする能力を発達させ,何かに注目を定めて社会的に機能するためには,遊びが必要だ」と指摘していることが紹介されていた。何もかもきっちり予定されていて,便利なツールが与えられる現在。
  そうだからこそ,素朴な外遊び,体を動かす「遊び」が大切だな,と思いました。
 読書会で解説してくださる先生も言われていたけれど,スマホゲームよりも,ハンカチだけを与えて,どんな遊びが出来るか考えてみること,の方が子どもには大事。
 私も小さい頃のことを思い出すと,小学校5 6 年生の頃の担任の先生が体育の先生で,休み時間にいろいろな遊びを工夫して教えてくれたことがすごく印象に残っています。
 私は運動神経が良い,というタイプではなく,体育は得意ではなかったけれど,「遊び」は楽しかったな・・・と思い出します。大人ももっと,遊んでいいよね!と改めて思いました。つい,今の遊びは「デジタル」なものになりがちですが・・・
 コロナには気をつけつつ,外に出て,遊んでみたいと思います♪
 私はブログを定期的に書いていて,つい長く書きすぎますが, よく考えたら私は,書くことが好きで,これも「遊び」なのかな,とも思います。この記事もそうですが,読んで下さるみなさま,「遊び」に お付き合いくださって,改めてありがたく思いました。
 自分自身も楽しく遊びながら,お役に立てたら嬉しく思います。(体も動かすことも楽しみます!)裁判所は,なんとなくこうなりそうです,というのを許してくれず,客観的に証明できることを求めるので,脳科学も含め,あらゆる分野の知識を繋げつつ,論理的に,説得力ある方法で裁判所にも納得してもらえるように話し方,伝え方も学び,これからも工夫していきたいと思います!
岐阜県多治見市大日町21 大日ビル3号
多治見ききょう法律事務所 弁護士 木下貴子

靖国神社

 久しぶりの東京出張となり、コロナの騒ぎも落ち着いてきましたので、折角だからという事で少し仕事の休みを貰いまして、靖国神社へ参拝してまいりました。
 奥村家では大東亜戦争でお国のために命を捧げた兵隊さんがおりまして、子供の頃おばあさんはよく戦争の話を聞かせてくれました。戦死後に遺留品(髪の毛と汚れた小さな布)が届いたのですが、おばあさんは「こんなものは本人のものじゃない」と言っていた事をよく覚えています。当然お墓には遺骨などありませんから、私にとってはお墓参りと靖国神社参拝がセットになっております。
 靖国神社で思うことは「父祖はどんな心境で戦地へ赴いたのか、残された家族の事がどんなに心配だったのか」そんな事を思いながら、今私たちが幸せでいられるのは先の戦争で家族や国家を守るために命を捧げてくれた英霊に追悼しました。
 皆様も靖国神社へ行かれた際は、是非境内にある遊就館を見学してください。綺麗な白無垢の花嫁人形が飾られています。涙が止まりませんよ。また、近くに千鳥ヶ淵戦没者霊苑がありますので、こちらでお墓参りをお願いします。
土地家屋調査士 奥村忠士

継続するコツ

 昨年3月から毎週月曜に弊所インスタグラムとブログにて『読んだ本シリーズ』と題して私が読んだ本を紹介しております。365 日÷7日=52.14・・・3月第1月曜の投稿が『読んだ本シリーズ53』だったので、この1年間、1度も欠かさずにやり続けたということになります。
 この行動を始めたキッカケは、 ある講演で講師が「リーダーとしてやるべきこと」として「週に1冊本を読みアウトプットすること」を挙げたことです。正確には、その講演の企画が会議であがった際に、企画担当者から「講師がしていること」として紹介されたことです。「この人がやっているのだから、私にもできるだろうな。やってみよう。」・・・1年経って、結果は上述のとおりです。「継続できたコツ」を私なりに考えてみました。
 <① やめない> 祝日だろうが、お盆だろうが、三が日だろうが、コロナに罹患して熱があろうが、ただただ毎週やりました。こんな当たり前のことに文字数を割いて恐縮ですが、『やめなければ続く』これ、本当です(笑)
 <② 大したことだと思わない> 先に述べたとおり、スタート時に「私にもできるだろう」と考えました。性別も年齢も子どもの有無も従業員数も売り上げ規模も業種も関係なくできること、それならば「私にも、誰にでも、できること」です。
 <③ 区切り方> 数カ月後、先の講師を囲んでお話している際に「先生のお話に大変感銘を受け、やってみようと思ったのですが・・・月に4冊本を読むとか・・・なかなか難しくて・・・」と発言している方がおり、驚きました。私は『週に1 冊』、彼は『月に4冊』。同じ講演を聞いたはずなのに不思議ですね。
 「本を読む理由」ができて嬉しいので、この行動はこのまましばらく続けようと思います。
エール行政書士事務所 行政書士 鈴木亜紀子

発行者
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株式会社CPS総研
東濃相続サポートセンター
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