

多治見に大学がやってくる |
中京学院大学は2年後の4月を目指し、多治見市に統合移転すると発表しました。移転予定地は、私の自宅から徒歩10分ほどのところにあり、不思議なワクワク感があります。この大学の経営は、令和2年度に1148人いた学生が、令和6年度には661人まで激減している状況にあるとのことです。私は、以前この大学で講師をしていたこともあり、多治見移転での復活、発展を期待しています。 このように、日本の大学経営は難しくなっていますが、大学生活を送る学生たちの懐事情も厳しくなっています。そんな学生たちを、公益財団法人伊藤青少年育成奨学会は奨学金の給付を通じて支援しています。 この奨学金希望者の面接試験は、毎年3月中旬の3日間、多治見のバロー文化ホールにおいて行われています。私は選考委員のひとりとして、今年も50名ほどの大学進学予定者から様々な話を聞く機会を得ることができました。 例年のことながら、家庭の事情で苦労しているという話もありましたが、今年は、自分のやりたいことが明確な学生が多くて感心しました。地域に根差した医師、薬剤師、副作用の少ない創薬研究、助産婦、作業療法士などの医療系を目指す学生の話は、特に説得力がありました。また、自動車が大好き、動物が大好き、レスリング、剣道、ラグビーなどのスポーツで上を目指したいという学生からもその熱意を感じることができました。 一方、経済学部や法学部など文系に進学する学生は、やりたいことが漠然としている傾向がありました。これらの学部からの進路は多岐にわたるため、これからの4年間でやりたいことを見つけるんだという気持ちは伝わってきましたが。 誰もが、奨学金が欲しくて、自分を良く見せる努力をしていたことは否めませんが、希望に満ちた前向きな学生が多く、日本の未来への光を感じました。そして、こうした新入生を迎え入れる大学側は、その期待に応える教育サービスをきちんと提供していただきたいと願っています。多治見への移転が決まり、多治見市活性化のために各方面から注目されている中京学院大学には、特にこれを望むものです。 |
CPS総合法務事務所 司法書士 加藤健治 |

著作権侵害されたら,どうしたらいい? (侵害回復のための方法・その10) |
引続き,自分が著作権侵害をされた場合には,どうしたらいい?についてお話します!今日は,少し,法的な観点から離れて,著作権侵害という犯罪行為を受けて対応していた令和4年頃,私がどのようにメンタルケアをしていたのか・・を振り返ってお伝えします。 この頃,本当につらかったです。一番は,やっぱり家族に助けてもらいました。 そして,それでもしんどいときには,心が安らぐ動画,元気が出そうな動画などを見たり,仕事とは直接関係のない研修,講義を受けたりして過ごしていました。 あるとき,インターネットによる講義を受けている中で,モデル,タレントのアンミカさんが言っていらっしゃった様々な辛いことが生じたときに,神父さんからいただいた勇気を得た言葉「起こる出来事を信頼してください」を聞きました。出来事からは,必ず学びと発見がある。神様は乗り越えられない苦労は与えない,と信頼する。より幸せになるために,苦労を与える。知恵を絞って乗り越えたら,同じ苦労をした人に寄り添ってあげられる。経験からアドバイスもしてあげられる。 この言葉を聞いたとき,涙があふれたのを思い出します。 私自身の経験を通じて,著作権侵害による被害回復の手続きの選択,進め方には注意が必要なことを改めて実感しています。 正直本当につらいなと感じる経験でしたが,このことがあったおかげで,知恵を絞って乗り越えたら,誰かの役に立てるかもしれない・・そう思えました。 今回,犯罪被害者となる体験までし,犯罪被害者に対して,こんな対応ありなの?と怒りを感じてしまうこともあったけれど・・・それでも,弁護士として法的な手続きを使いながら,裁判所,警察官にも助けてもらって,知恵を絞りつつ,根気強く,明るく乗り越えていく姿を見せられたらいいな,と思っています。今はまだ民事的な手続き(損害賠償等)に関わる裁判は続いていますが,その最終的な結果は,またいつかの機会に♪ 次回はこの話にも関わる「肖像権」についてお伝えしたいと思います! |
岐阜県多治見市大日町21 大日ビル3号 多治見ききょう法律事務所 弁護士 木下貴子(岐阜県弁護士会) |

盛土規制法はじまります |
令和7年4月1日より 『宅地造成及び特定盛土等規制法(通称:盛土規制法)』 がはじまります。以前までは、崖地(がけち)や盛土・切土等の土地を造成するときに多治見市の場合、市役所の窓口で造成工事の相談をしていましたが、いわゆる宅造法の規制がより厳しい岐阜県全域に指定され、来月より盛土規制法となって全て岐阜県庁の建築指導課の窓口となります。このような宅地造成等規制法(宅造法)の改正に至った背景は、令和3年に静岡県熱海市の大雨により盛土が崩落して、大規模な土石流災害が発生したことで見直されたようです。 現在、当事務所へも問い合わせが多々ありますが、詳しいことは県庁窓口に確認しないと分からないことが多いため苦慮しております。盛土2m超・切土1m超、500㎡超で高低差30㎝等、現況によって届出や許可は異なりますが、ざっくり言うと、現行の開発許可に近い申請が必要になってくるようなイメージでしょうか。 恐らく、土地の売買時に通常より細かな重要事項説明を要するほか、土地決済に時間がかかるようになると思います。特に買主さんは土地購入後の造成工事を見据えて慎重な取引を心掛けていただきたいです。 詳しくは、設計事務所や不動産会社等、専門家へ相談することをおすすめ致します。 当事務所でもオッケーです。 |
土地家屋調査士 奥村忠士 |

娘の中学卒業と受験、そしてこれから |
先日娘が中学を卒業しました。保育園3年・小学校6年・中学3年、良いお友だち、良い先生、良い保護者さんに囲まれ、名前も知らないたくさんの人のご好意に恵まれ、よくここまで育ってくれたものです。 娘の進学先は県外の高専(高等専門学校)なので、4月から寮生活です。ずっと2人暮らしで自由に生活してきた娘。とにかく部屋が汚い!生活がだらしない!!同室の先輩(他学年二人部屋)のご迷惑とならないか心配です。私の人生で最も「不束な娘ですが、どうぞよろしくお願いいたします」という挨拶が適した場面がやってきました。 高専がある地域では、高専は「進路選択のひとつ」という位置づけかもしれませんが、その他多くの地域では高専というのは珍しい選択で、やはり娘の中学でも高専を志す子どもは娘ひとりでした。人と違うことを選択して、最後までやり切り、結果まで出した娘のことを誇りに思います。とはいえ、「高専での生活」をするために合格したので、これからの生活が娘にとって素敵なものになることを祈るばかりです。 受験は、子どもだけでなく親にとっても良い経験でした。不安は行動することで解消できるはずなのに「行動するのが自分ではない」というのは辛いものでした。普段仕事等で大人を動かすことはできても、それが「家庭」で「思春期の子ども」となると、あまりのうまくいかなさに驚愕したものです。 これから受験生を抱える保護者様向けに、我が家の話をひとつ紹介します。募集人数、志願者数を見て合格率を計算し、「今年は急に志願者が増えている」と騒いでいる娘に私が教えたことです。「私たちにとっては『あなたが行きたい』『あなたが入れればいい』。それだけのこと。そんな数字で割り算をする必要はない。割り算の結果は常に『1』だ。」 娘のこと、私の子育てを応援してくださった皆様、ありがとうごいました。これでひとつのステージが終了です。 |
エール行政書士事務所 行政書士 鈴木亜紀子 |

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