

燕三条へ |
燕三条とは、上越新幹線で新潟のひとつ手前の停車駅の名前です。金属加工技術の集積地として有名な新潟県燕市(人口7.5万人)と三条市(人口9万人)の境界付近に、1982年に作られた駅です。一方、その近くにある北陸自動車道のインターチェンジは、三条燕ICとなっています。両市は歴史的にあまり仲がよくないそうで、燕三条か三条燕かでそれぞれ争い、妥協した結果とのことで、思わず笑ってしまいます。 多治見から燕三条へは、新幹線を乗り継いで東京経由で行くのが一般的です。しかし、東京経由というのは、方向的に抵抗感があり、長野、高崎経由の切符を購入しました。多治見から長野までは、特急しなの号の1号車1番Cがお気に入りのシートです。 最高の展望席なので、この席付近には、インバウンドの外国人たちもビデオ撮影にやってきます。オーストラリアのブリスベンから来た美女に、少しの時間席を譲ったところ、楽しい会話をすることができて、このシートの価値が更に高まりました。 燕三条では、まず燕市産業資料館に向かいました。この地で金属加工が盛んになった理由を探るためです。しばしば起こる信濃川の氾濫で農業生産の安定しない土地であったため、江戸時代に建築などの釘の生産を始めたのが、その始まりであったようです。 翌日の午後からは、多治見から到着した30名ほどの商工会議所の仲間と合流して、三条市立大学の視察研修です。この大学は、2021年開学、工学とマネジメントで未来を見据えた人材育成を目的としています。少子化の中、多治見より小さな自治体が大学を作ってしまったのは驚きです。また、バングラディシュ人のアハメド シャハリアルさんを学長に招聘したのも注目されるところです。学者を超えた、とても魅力的な人物でした。 この大学では、地元企業と連携して学生たちに実践的な学びの場を提供していました。つまり、燕三条全体をキャンパスにして、工学とマネジメントの経験を積ませようとするものです。座学だけではつまらない学生にとって、有難い環境だと思いました。 多治見商工会議所では、現在多治見での高専の設立を提言しています。燕三条を訪問して、その具体像が脳裏に浮かぶようになったことは、実に有意義なことです。 |
CPS総合法務事務所 司法書士 加藤健治 |

弁護士の交渉術 1 |
今回からは「弁護士の交渉術」について,お話します。「弁護士」は交渉がうまい,と思われています。そのため「弁護士の交渉術」というような書籍もあります。 確かに,弁護士は交渉が上手い,とも言えるのですが,誤解されているかな・・・と思うこともあります。 そんな中で, 弁護士である私が思う「弁護士が得意な交渉」「得意と言えない交渉」とは? 私の思う「交渉が得意な弁護士」の見分け方とは? 私の思う「有効な交渉のポイント」とは?をお話します♪ 1 裁判所の人への交渉は得意 こんな事を書くと,驚かれるかも知れませんが・・・ 弁護士になるために「交渉」の勉強は要りません。 (少なくとも,私を含め,私以前に弁護士になった場合には) 「交渉」の定義は,色々ありますが,「交渉術」として用いる場合,「討議によって相手との合意に到達すること,そのプロセス」と理解できると思います。つまり,交渉では,合意に至るために相手方に,心を動かしてもらう必要があります。 弁護士は,裁判所に効果的に訴え,強制的に認めてもらう方法は学んでいます。 その意味では,求める判決のため,裁判官の心を動かす「交渉力」は一般的に備えている,と言えるでしょう。裁判官,調停委員など裁判所で働いている人の価値観は,弁護士の価値観と多くの点で一致します。その価値観とは,「法の理念」である「社会的に正しい」「公平・公正」と言えるかどうか?です。 しかし,あくまでこれは,社会の一般的な方の多くがそう思うであろう,という基準であって,誤解を恐れずに言うと,多数決に近いものです。ここに弁護士が必ずしも「交渉」が上手いことにならない「ズレ」があるのですが・・続きはまた次回に! |
岐阜県多治見市大日町21 大日ビル3号 多治見ききょう法律事務所 弁護士 木下貴子(岐阜県弁護士会) |

スマートグラス |
いよいよ来年2026年に、未来のメガネ「スマートグラス」なるものが登場するそうです。メガネを掛けた事のない方は、どんな形のメガネが自分に似合うか、チェックが必要ですね。 日本のメガネ人口は、7,600万人(国民の7〜8割)と言われています。恐らくスマートグラスが普及すると、大半の人が利用する事になるでしょう。一言でいうと、現在のスマホがメガネに代わるようなイメージでしょうか。特にビジネスパーソンには必須で、一度名刺交換をした相手とは、街でばったり会った時でも、瞬時にデータがメガネに映し出され、「なになに様、ご無沙汰しております、あの節は本当にお世話になりました。」なんて挨拶が可能になる訳ですね。(昭和の私的には、せちがらい世の中になりましたねって感じです。) また、会議などでは、発言者を見るだけで、過去にどのような発言をしているかなど、議事録的な情報が一瞬で手に入る事になるでしょう。あと、スピーチの暗記は不要になるし、外国人が喋った言葉は全て日本語で文字になるので、通訳さん無しで、ビジネスや旅行を楽しむ事ができます。 どうしてもメガネが嫌という方は、3年後にはコンタクトレンズ型が登場する予測で、こちらは更に発展して、涙で血糖値の測定ができるなど、医療的な応用が可能になるそうです。 将来、「今日はサシで腹を割って話そう!」って、お互いメガネを外すのかな?! |
土地家屋調査士 奥村忠士 |

1日4時間 |
私は高い集中力を発揮するタイプです。事務所で書類作成に没頭する際は、熱波が私から立ちのぼるのが目に見えるような勢いで集中しています。「1分あたりどれだけの成果を出せたか」を意識して取り組んでいます。 最近、自分の生活を振り返る中で、「高い集中力で仕事ができるのは1日4時間」という発見がありました。この時間は人によって異なるでしょうし、今後の成長や体力の変化によって変わる可能性もありますが、今の私にとっては非常に有益な指針となっています。 たとえば、午前中に教育委員の仕事で学校を訪問していても、「14時から18時まで集中すれば1日分の仕事はできる」と考えることで、教育委員の仕事に丁寧に向き合えます。心が狭くなっている日も、「16時から4時間集中すれば1日分」と割り切ることで、まずは自分を癒す時間を過ごすことができます。旅行の日も「12時の出発まで8時から4時間働ける」となれば、その日を休みと考える必要がありません。 弊所では今月から使用人行政書士を雇用しました。「集中できるのは1日4時間」という前提があることで、長時間働けないことを気にせず有資格者を迎え入れることができました。むしろ、集中していない時間に給与を支払う必要がないという点では、ラッキーなくらいです。 日々本業以外の用事が立て込んでつい精神的に圧迫されてしまう私ですが、この「1日4時間」の考え方によって、気持ちにいくばくかの余裕をもつことができ、より一層「よく遊び、よく学び、よく働く」人生になりました。あとは、もう少し体力が欲しいところです。 ※この「1日4時間」は、私が手と頭をフル稼働させる時間であってお客様の前にいる時間ではありません。 ~エール行政書士事務所では、9月より行政書士 谷口 裕子 を迎え、有資格者2名体制となりました。今後も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。 |
エール行政書士事務所 行政書士 鈴木亜紀子 |

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